バスケットボールBリーグ2部の香川で強化に関わる津田洋道さん=5月、福井県福井市

 福井県の北陸高校男子バスケットボール部を半世紀にわたり監督・コーチとして率いた津田洋道さんが、男子Bリーグ2部(B2)の香川で手腕を発揮している。今季は強化担当スカウトを務めた77歳。「プロの世界は学ぶことばかりで刺激的」と情熱は衰えない。

 1967年に同部監督に就き、全国高校総合体育大会(インターハイ)で4度(うち1度は繰り上げ)、全国選抜優勝大会で1度の優勝に導いた。2014年に同校を離れると、香川県協会の知人に招かれ15年にBリーグの前身bjリーグ・高松(現香川)ファイブアローズ監督に就任。Bリーグが開幕した16年以降も指導を続け、今季は強化担当の役目を担った。

 津田さんは「戦力分析に力を入れ、データに基づいて戦術を練る。高校バスケとは勝手が違う点も多いが、北陸同様に走るバスケットを目指してきた」と話す。今季は好調で1部昇格を懸けたプレーオフ進出が目前だったが、新型コロナウイルスの影響でシーズンは打ち切りに。それでも「ポイントガードの強化が実った」と手応えを示す。

⇒篠山竜青選手「今を将来の糧に」

 リーグには川崎主将の篠山竜青、琉球の石崎巧ら北陸高出身選手が数多く在籍。日本代表にも、88年インターハイ優勝メンバーの佐古賢一アシスタントコーチらが関わる。福井市の自宅には同校のトロフィーやOBの活躍を報じる新聞記事が並ぶ。教え子の成長を見ることも喜びの一つ。「今後もバスケ界の発展に貢献できたら」と目を輝かせる。

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