福井県サッカー協会のテクニカル・ダイレクターに就任した奥野誠一郎さん=5月29日、福井県福井市の県サッカー協会

 福井県初のJリーガーとして活躍した奥野誠一郎さん(45)=丸岡高校出身=が、福井県サッカー協会のテクニカル・ダイレクターに就任した。県内の指導者養成や、キッズからユース世代までの選手育成を担う。奥野さんは「福井のサッカーを強くする」と意欲を燃やしている。

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 奥野さんは、Jリーグが誕生した1993年に丸岡高から横浜フリューゲルスに入団。98年に現在の大宮アルディージャに移籍し、2004年にはセンターバックとしてJ1昇格に貢献した。07年に引退するまでJリーグで通算290試合に出場した。引退後は大宮のジュニアユースチーム監督やトップチームコーチなどを務めた。

 Jクラブがある他県とのレベルの差に危機感を抱いていた県協会の西村昭治専務理事が県内サッカー界のレベルアップを図るため、奥野さんにテクニカル・ダイレクター就任を要請。奥野さんは「サッカーを教えてもらった地元に恩返しをしたい」と快諾した。

 5月26日に県協会と契約を結んだ。今後、指導者のライセンス講習会で講師を務めたり、選手の発掘や育成を行う年代別のトレセンなどで指導したりする。

 西村専務理事は「全体的なレベルの底上げと、魅力的な選手を育ててほしい」と期待。奥野さんは「いい指導者を育てないといい選手は育たない。選手育成もそうだが、いい指導者を育てていく」と力を込めた。

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