福井県警本部

 福井県内の小中高校などが6月1日に再開となるのを前に、福井県警は小中学生の事故の多くが登下校時に発生しているとしてドライバーに注意を呼び掛けている。特に道路横断中や自転車の出合い頭の割合が高く、「歩行者優先の意識を徹底して、気を引き締めて運転してほしい」としている。

 県警の2015~19年の小中学生の歩行者、自転車の事故まとめによると、総件数は177件で、約34%に当たる61件が登下校中だった。歩行者の事故の半数以上が道路横断中で、自転車は多くが出合い頭事故だった。

 県警は、例年なら学校開始の時期と重なる4月上旬の春の交通安全県民運動や、4、5月に重点的に行う学校での交通安全教室などが十分に実施できておらず、交通事故の増加を危惧。交差点での出合い頭事故は昨年1年間は人身事故全体の26%だったのに対し、段階的な外出自粛解除が行われた今年5月は56%に上るなど、ドライバーの気の緩みも懸念されるという。

 1日は通学時間に合わせた県内一斉の街頭啓発活動を実施、以後も通学路を中心に指導取り締まりを強化する方針。

 県警交通企画課の藤田健司管理官は「子どもがいたら速度を落とすなど、気を引き締めて運転してほしい。子どもたちも道路を渡るときは左右をよく確認して」と呼び掛けている。

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