新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 兵庫県立大のソーシャルメディア研究会は5月30日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休校の長期化による子どものストレスや、インターネットの長時間利用を考えるシンポジウムをオンラインで開いた。参加した高校生の一人は休校中のゲームを含むネット利用が12時間を超える日があったと明かした。専門家は「ネット依存が深刻になっている」と懸念した。

 県立大の竹内和雄准教授は、ネットは小学校低学年から多くの児童が利用し、年齢とともに利用時間が延びる傾向があると指摘。神戸大大学院の曽良一郎教授は、国内ではネットやゲームの依存症患者が少なくとも100万人以上おり、さらに人口の1~2割が依存症予備軍だと説明した。

 県立大大学院の冨永良喜教授は、夜になかなか眠れない子どもが増えていることを紹介。休校や行動制限に関係するストレスが原因とみられるという。

 学校の再開が進む中、教育現場では遅れている授業の穴埋めばかりが注目されている現状があり、児童や生徒の心のケアを重視すべきだとの問題提起もあった。

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