新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 米ジョンズ・ホプキンズ大学の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が5月30日、世界全体で600万人を超えた。西欧諸国で鈍化が見られる一方、米国やブラジルなど米大陸での増加が顕著となっている。ロシアのほか、インドでも目立ってきており、世界の広範な地域での感染拡大は続いている。死者は36万7千人を上回った。

 感染者は各国でのウイルス検査態勢の拡充も反映し、5~7日で50万人以上増える状態が2カ月間にわたって続いてきた。今回は26日に550万人を超えてから4日で50万人増と、これまでで最も速いペースでの増加となった。

 1600万件以上のウイルス検査を実施済みの米国で、世界最多の175万人以上の感染が確認されている。ブラジルが49万人、ロシアが39万人で続いているほか、今月急増したインドでも18万人を上回っており、ドイツなど西欧諸国と並ぶ規模となった。

 30日付の世界保健機関(WHO)の状況報告によると、感染者の46%は米州地域事務局管内(南北米大陸)。欧州地域事務局管内(トルコや旧ソ連諸国を含む)が36%と、両地域で8割超を占めている。前日から増加した感染者の56%、死者の68%は米州地域事務局管内からと、米大陸での被害拡大が顕著となっている。

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