車窓ぎりぎりまで近づく大型アームに歓声を上げる子どもたち=5月30日、福井県のサンドーム福井駐車場

 新型コロナウイルスの感染防止でイベント自粛が続く中、大型の建設重機を“恐竜”に見立て、自家用車で移動しながら楽しむ「はたらくくるまサファリパーク」が5月30日、福井県のサンドーム福井駐車場で開かれた。ベテラン作業員たちが重機を自在に操って大型アームを車窓間近に近づけると、子どもたちが歓声を上げていた。参加無料。31日まで。

 長く外出できなかった子どもたちに楽しんでもらいたいと、武生青年会議所(越前市)の建設部会「長月会」が初めて開いた。趣旨に賛同した県内建設業者からさまざまな重機26台が集結。約40人がボランティアでスタッフを務め、家族連れの車を出迎えた。

 車に乗ったまま入り口のQRコードをスマートフォンで読み込むと、重機の特徴を解説する動画がスタート。感染症対策として車から一度も出ることなく、イベントが楽しめるように工夫した。

 3台並んだ油圧ショベルは、首長竜のように長いアームを上下左右に動かし、車窓ぎりぎりまで近づいて子どもたちを喜ばせた。コンクリートポンプ車は、全長47メートルあるアームの先から大量の水を放出させるパフォーマンスを披露。クレーン車2台は、約40メートルの高さにこいのぼり約60匹を展示して青空を彩った。

 4歳の息子と会場を巡った男性(35)は「3密なく楽しめて斬新だった」と笑顔。同会議所の谷口康介理事長(高野組)は「広い土地がある福井ならではの新しいイベントの在り方を考えた。フードイベントと連携するなど、さらに新しい発想を生むきっかけにしたい」と話していた。31日は午前10時~午後3時まで。

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