八つの駅名候補が決まった北陸新幹線の仮称・南越駅付近=4月25日、福井県越前市大屋

 福井県の越前市に県内で唯一新設される北陸新幹線駅(仮称・南越駅)の駅名候補選定委員会の第2回会合が5月26日、市役所で開かれ、越前武生(たけふ)、新武生(たけふ)、越前市、南越たけふ(武生)、越前、武生新、南越、越前国府の8案を駅名候補に選んだ。6月15日から1カ月間、市内外から意見を募った上で、7月下旬の次回会合で5案程度に絞り込み、8月上旬に選定委の最終複数案をJR西日本に要望書として提出する。

 最終的には決定権を持つJR西が、2021年春に新駅名を決める。

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 この日は、6人の委員が市に提出した全13案を審議。第1回会合で定めた▽位置情報を持ち、全国の人に分かりやすい▽読みやすく、言いやすい▽既存の武生駅との関係性が明確▽丹南地域の玄関口としてふさわしい―などの選定方針に基づき、事務局の越前市が1~13番の評定順を付けて提示した。

 評定順は(1)越前武生(たけふ)(2)新武生(たけふ)(3)越前市(4)南越たけふ(武生)(5)越前(6)東武生(7)武生新(8)南越(9)越前国府(10)越前武生・鯖江(11)越前日野(12)丹南中央(13)越前鯖江―だった。カッコ内は、どちらの表記でも構わないものとして示された。

 会合では「所在地が推定しにくい」「JR武生駅の最寄り駅と分かりにくい」などの理由で評定の下位4案が落選。(6)東武生が既存の「東武線」と混同されるなどとして外され、(9)越前国府が「歴史を感じてもらえる」として繰り上がった。

⇒【D刊】鯖江市長の反応は

 (1)越前武生は福井鉄道福武線に同じ駅名があるが、市観光協会長で選定委員でもある村田治夫・福井鉄道社長が「仮に新幹線の新駅名に採用された場合、当社としては異存ない」と発言。福武線の駅名変更に必要な費用を越前市が負担することを条件に、駅名候補に加えることを認めた。

 6月15日からの意見募集は、丹南5市町庁舎と越前市今立総合支所、市内公民館など計26カ所に意見箱を置く。越前市ホームページの応募用紙で郵送、ファクス、メールでもよい。意見は選択式ではなく、自由記述で募る。
 

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