間隔を空け、学年で入り口を分けて登校する児童ら=5月25日、福井県福井市の東安居小学校

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休校となっている福井県内の小中高校では6月1日の再開に向け、分散登校が行われている。小中学校については基本的に、課題の回収や配布、面談などを中心に数時間で下校させているが、勝山市、永平寺、池田、若狭、おおい、高浜町の6市町では時間を短くするなどして授業を行っている。池田町では5月25日に給食が始まった。

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 小中の分散登校は7日のあわら市、池田、若狭、高浜町を皮切りに順次始まり、最後になっていた福井、敦賀市でも25日にスタートした。多くの市町は週1、2回のペースだが、あわら、小浜市は25日から週3回に増やした。多くの小学校が地区別で集団登校を行い、中学校は学年別に登校している。在校時間は1~3時間程度。11市町は課題の回収や配布に加え、児童生徒の健康観察や感染防止指導などをしている。

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 一方、時間を短縮するなどして授業をする市町もあり、勝山市は県教委が作成した学習支援動画のDVDを活用して実施(授業のこま数扱いにはしない)。池田町は25日からは午後3時まで在校し、1こま小学校30分、中学校45分で授業を行っている。

 給食は11市町が6月1日の再開日から始める。2日開始の坂井市は、給食センターに対し配膳しやすく、食材に手が直接触れずに食べられる献立を要請した。

 再開に向け、各市町教委は学校に消毒液などを配布し、換気をこまめに行うなど感染防止策を徹底するよう指導している。鯖江市は市内小中の全児童生徒、教職員分のフェースシールドを配布済み。越前町でも各小中に2枚ずつ配備した。高浜町は次亜塩素酸水で机を拭いたり、噴霧器を準備したりしている。

 越前市教委の担当者は「本来はクラスを二つに分けて少人数で授業ができればいいが、そのためには教員数も2倍必要になり現実的ではない。授業中も換気を徹底するなど、できる範囲でやっていくしかない」と気を引き締めていた。

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