持ち帰り商品を販売する催しが開かれ、家族連れらでにぎわうハピテラス=5月23日正午ごろ、福井県福井市中央1丁目

 福井県内は5月23日、県が夜間や週末の外出自粛要請を解除して初の週末を迎えた。福井市のJR福井駅周辺では、新型コロナウイルスの感染防止策をしつつ、食事や買い物を楽しむ家族連れの姿が見られ、にぎわいが徐々に戻ってきた。

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 ハピテラスで飲食店が平日限定で商品を売っていた「ふくいデリバリー・マルシェ」は、23日から土日曜を含む毎日開催に拡大した。一家5人で訪れた越前市の会社員男性(44)は「人混みは避け、1カ月ぶりのお出掛けを満喫したい」と笑顔を見せた。

 ただ、人通りは例年のこの時期に比べると依然少ない。「臨時閉店中」の紙が貼られた店舗も目立った。創業71年目になる「今川焼本舗」2代目の青木慶子さん(77)は「少しずつ活気が戻るといいね」と願い、出来たてを販売していた。

 県内の観光地では同日、坂井市の芝政ワールドが全施設で営業を再開。東尋坊観光遊覧船も1カ月半ぶりに出航した。

 新型コロナを巡り、県は18日に全業種の休業要請を解除し、県民への平日夜間や週末の外出自粛要請も解いた。一方、接客を伴う飲食店やスポーツジム、カラオケなどの利用や県境をまたぐ移動は今月いっぱい控えるよう求めている。

 県内では23日、新たな感染者は25日連続で確認されなかった。

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