「NPOまちの防災研究会」が試作したフェースシールド

 新型コロナウイルスの感染を防ぐ「盾」をみんなで作って現場に送ろう―。感染防護具が不足する医療や介護の現場で役立ててもらおうと、福井県内の防災NPOが飛沫から顔を守る「フェイスシールド」を無償提供するプロジェクトに着手した。クラウドファンディング(CF)で集めた資金を元に製作キットを用意し、在宅ボランティアに組み立ててもらう。NPOの代表者は「私たちは医療や介護に従事する人を直接支援することはできない。一人一人ができることをして、応援したい」と協力を呼び掛けている。

 敦賀市のNPO法人「まちの防災研究会」が、「みんなでフェイスシールドを作って応援しようプロジェクト(COVID Shield Charity Project)」と銘打って取り組む。フェイスシールドは縦約25センチ、幅約30センチの透明アクリル板で作り、顔全体を覆う。

 CFで集めた資金で材料を購入し、各家庭で仕上げる「フェイスシールド製作キット」を用意。在宅ボランティア「テレボランティア」に組み立ててもらう。資金援助またはテレボランティアとして参加してもらい、医療従事者を応援する仕組みだ。

 福井県内は5月は新たな感染者は出ていないが、3月中旬に初の感染が確認されて以降、一時は人口当たりの感染者数が全国ワースト上位だった。完成したフェイスシールドは、希望する医療機関や介護施設に無償提供する。

 同NPOの松森和人理事長は「私たちにできる最大の新型コロナ対策は自宅待機。自宅にいても最前線で危険と向き合う医療従事者や、介護現場を支える人を間接的に応援できる」と協力を呼び掛けている。製作キット千個分などの費用として120万円が目標。

【寄付はこちら】新型コロナ支援:福井県内の必要な場所へフェイスシールドを

 同プロジェクトは、ふるさと納税を活用した福井県の新事業創出支援事業の一つ。福井新聞が情報発信、福井銀行は経営サポートで協力している。支援希望者はCFサイト「レディーフォー」から寄付できる。

⇒「ふるさと納税による新事業創出支援事業」プロジェクト一覧

関連記事