経済産業省は5月22日、品薄が続くアルコール消毒液に代わる新型コロナウイルスの消毒方法を調べる実験で、台所用洗剤などの洗浄成分「界面活性剤」のうち5種類の成分が有効だったとの中間結果を発表した。

 5種類の成分は、多くの台所用洗剤に含まれる「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム」「アルキルグリコシド」「アルキルアミンオキシド」など。一定の濃度でウイルスの数を99・99%以上減少させるなどの効果が確認された。

 有効成分を含む洗剤2・5~5グラムを水500ミリリットルで薄めて布にしみこませ、テーブルを拭くといった使い方を想定。手指の消毒は原則として対象外で、スプレー噴霧も目に入ったり吸い込んだりする恐れがあるとして行わないよう求めている。

 緊急事態宣言の解除に伴う店舗営業の再開で、アルコール消毒液の需要は高まるとみられており、経産省は代用品の消毒効果を確かめることで活用を促したい考え。5種類以外の界面活性剤の成分や、塩酸や食塩水を電気分解した「次亜塩素酸水」の有効性については引き続き評価を進める。

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