福井県坂井市三国町から福井市にまたがる三里浜で「一年掘り」ラッキョウの収穫が行われている。青空が広がった5月22日も、農家が早朝から作業に励んだ。
三里浜一帯のラッキョウは、植え付けから1年で収穫する一年掘りと2度冬を越す「三年子」がある。一年掘りは約5~6センチと大粒でシャキッとした歯応えが特徴。
三里浜一帯では、50戸が約7ヘクタールに一年掘りを作付けている。三里浜特産農協によると、今年は天候にも恵まれ出来は上々。90トンの収穫を見込んでいる。
坂井市三国町米納津の男性(76)はこの日午前4時半ごろから、妻(72)と作業を行った。次々にラッキョウを掘り起こし、300キロを収穫した。「より育つよう除草などに努めた。保存できる酢漬けがお薦め」と話していた。
収穫は6月中旬まで。「三里浜らっきょう」として、県内外に出荷される。