つるんとした食感が人気のくずまんじゅう=5月21日、福井県小浜市一番町の伊勢屋

 口当たりはひんやり、なめらか。その後、口の中に優しい甘さが広がる-。小浜の夏の味覚「くずまんじゅう」が福井県小浜市内の菓子店に並び始めた。癖になるおいしさを求め、市民らが買い求めている。

 創業190年の和菓子店「伊勢屋」(同市一番町)では明治初期から作り続ける看板商品。平成の名水百選に選ばれた地下水「雲城水(うんじょうすい)」とくずを混ぜ、火にかけて生地をつくる。直径約5センチの器に生地を移し、こしあんを詰め、30分ほど冷やせば完成だ。

 4月末から店頭に並べ、21日は約800個作った。ぷるぷると弾力のある食感はもちろん、雲城水の中で冷やされている店頭の風景は何とも涼しげ。

 ピーク時のお盆には5千個以上作る。6代目の上田浩人さん(35)は「あっさりした甘さと清涼感が味わえ、これからの季節にぴったり」と話している。

 1個120円(税別)で9月末まで販売する。

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