福井県内の主な公共スポーツ施設の再開予定日

 新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた福井県の休業要請が解除され、県内の公共スポーツ施設が5月19日、一部再開した。福井運動公園(福井市)の屋内施設や福井県立武道館(同)では再開を待ちわびた市民が汗を流し、「スポーツのある日常がやっと戻ってきた」と笑顔が広がった。

⇒福井県の施設5月18日から順次開館

 同公園にある福井県営体育館トレーニング室には、午前中から利用者が訪れた。ソフトボールの国体成年女子チームの林聖恵主将(29)は「ジムはやっぱり気分が上がる」と白い歯を見せた。チームの練習も間もなく再始動するといい「国体に向けスイッチを入れる」と体幹を鍛えた。福井工業大学サッカー部4年の多田稜雅さん(21)は「崩れていた生活リズムを見直したい」と息を弾ませた。

 同公園内の福井県営水泳場の屋内プールを訪れた大阪体育大学水上競技部3年の春岡草太さん(21)は、部活動の自粛が続き、春休みの3月中旬に福井に帰省した。久しぶりに水の感触を確かめ「体が思うように動かなかった。毎日来て、なまった体を元に戻したい」と話した。

 県福井運動公園事務所によると、県が休業要請を18日に解除したことを受け、月曜の休館日が空けた19日に屋内施設を約1カ月ぶりに再開した。5月中は午後8時半までの利用時間を同5時までに短縮。密集を避けるため更衣室のロッカーを一部使えなくして間隔を広げ、個人の利用時間を制限する。高校生以下は5月中は利用できない。

 吉野和雄所長は「ようやく再開できほっとしている。引き続き感染防止に気を配った上で健康維持に役立ててほしい」と話した。

 県立武道館では数人が個人練習に励んだ。利用者には対人稽古を行わないことや他人と1・5~2メートルの間隔を空けるよう求めている。約2カ月ぶりに弓を引いた福井市の男性(64)は、「力が衰えていた」と苦笑いしながらも「弓道は家ではできないので、久々にできて気持ちよかった」と話していた。

 このほか敦賀市総合運動公園内の屋内施設(プール、トレーニングルーム除く)も再開。福井市のふくい健康の森は21日からトレーニングジムと運動フロアの屋内施設が使えるようになる。

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