切り絵とイラストを組み合わせた絵本作品の一場面

切り絵とイラストを組み合わせた絵本作品の一場面

 切り絵やイラストの絵本などを制作する2人組「工房アルル」の加藤愛乃さん(20)、酒井美里さん(20)=ともに福井県坂井市=が、新型コロナウイルスの終息を願い、9月に初の個展を開く。福井新聞社と福井銀行、レディーフォーによるクラウドファンディングサービス「ミラカナ」で開催費用を募っており、2人は「挑戦する姿を通し、夢を探すみんなにエールを送りたい」と意気込んでいる。

 2人は福井市の専門学校2年生で現在、グラフィックデザインを学んでいる。当初は将来の目標が見つからず悶々としていたが、先生の言葉に背中を押され「好きなことや、好きなことの周りで仕事がしたい」と強く思うようになった。デザインの勉強に本腰を入れ、保育園の卒業アルバムのイラストや、オリジナルTシャツの制作、資格取得などに取り組んできた。

 初めての個展は「これまでのチャレンジの集大成」と位置付け、約50点を出品する予定。メインは、切り絵とイラストを組み合わせる絵本だ。

 主人公は、周りのみんなが将来の目標を決めていく中で、夢を見つけられないでいる子ども。本当に好きなことを仕事にできるか悩みながら挑戦する物語にした。背景を越前和紙などで仕上げ、絵の後ろからバックライトを当て、奥行きや独特の雰囲気を感じられるように工夫するという。

 個展は9月26、27日に福井新聞社・風の森ホール(福井市)で開く。2人は新型コロナの影響で、自宅で集中して作品を制作中。「夢に向かって挑戦する人や迷っている人に、好きなことに挑戦することの楽しさを伝えたい」と話している。

【支援はこちら】大好きな絵で挑戦!オリジナル作品の個展で夢を探す人にエールを

 ミラカナでの目標額は30万円。期間は5月29日までで、金額に応じてポストカードやアイコンなどのリターンがある。

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