買い物客でにぎわうエルパ。政府の緊急事態宣言解除などを受けて人出が戻りつつある=5月16日午後0時55分ごろ、福井県福井市大和田2丁目

 政府の新型コロナウイルス緊急事態宣言が解除され初の週末となった5月16日、福井県内の商業施設は人出に増加の兆しが見えてきた。ただ、自粛の緩みは感染拡大の第2波につながりかねず、不安を口にする人もいた。

 福井市のショッピングセンター(SC)「エルパ」は家族連れら買い物客でにぎわった。運営する協同組合福井ショッピングモールの担当者は「先週に比べても客の入りが戻ってきている」と安堵の表情を浮かべた。

 娘と妻の3人で買い物に来た坂井市の男性(42)は「久々に子どもと一緒に出掛けることができてよかった」と笑顔を見せつつ「今月中は自粛期間と思い、油断しないようにしたい」と気を引き締めた。

 福井市のSC「ベル」は先週末に比べて、買い物をした客の数は約1割増加。運営する協同組合ゴールドショッピングセンターの担当者は「家族連れなど2~3人で来店する客が増え、マスクを着けていない人もちらほらいる」と気の緩みを指摘した。

 子ども2人を連れた福井市の男性(42)は「駐車場が思ったより混んでいて驚いた。にぎわいが戻ってくるのはうれしいけれど、みんなが外に出始めると感染の第2波が怖い」と不安をにじませた。

 県は週末の外出については17日まで、接客を伴う飲食店の利用などは31日まで自粛を呼び掛けている。小学生の娘2人とベルを訪れた福井市の女性(36)は「長居せず1時間以内で帰るつもり。しばらくはマスクが欠かせないし、警戒は解けない」と話していた。

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