テニスの林恵里奈選手

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、私自身も7月まで大会が中止になり、そのことを知った時は「あの大会に向けて練習してきたのに」「今年立てた目標が達成できない」などショックを受けました。これから何をモチベーションにしていけば良いのか、いろいろと考えました。

⇒【前を向こう】中高生にトップアスリートからエール

 新型コロナが収まって、大会が再開した時に、試合に勝って喜んでいる自分の姿と、試合に負けて悔しんでいる自分の姿を想像しました。やっぱり負けたくないし、周りの人よりスタートが遅れるのは嫌だと思いました。そこで私はこの期間は大会が再開した時に、良いスタートを切るための準備期間だと思うことにしました。

 自分の弱い所としっかり向き合って、課題を克服していくのは、今しかないと思っています。もし今年の目標が達成できなかったら、来年必ず達成し、結果を残して、県民の皆さんに元気を与えられるように頑張ります。

 運動部所属の中高生は、部活動の自粛や大会中止など、苦しい状況におかれているかと思いますが、再開した時のことを想像してみてください。結果を残して、チーム福井として、県民の皆さんに明るいニュースを伝えられるように、今できることを精いっぱい頑張ってください。

 この厳しい状況の中でも、私たちの生活を支えるために医療関係者の方々をはじめ、多くの方々が世界中で大きなリスクを背負って働いてくださっています。そういう方々へ心からの尊敬と感謝の気持ちを忘れず、皆さんで協力し合って、コロナに打ち勝ちましょう。

 ■はやし・えりな 河和田小学校―東陽中学校―仁愛女子高校―早稲田大学卒。福井県スポーツ協会所属。高校時代の2012年に全国選抜団体と個人単、全国総体個人単複、国体少年女子を制し全国3冠を達成。17年4月に県内出身者初のプロ転向。18年ジャカルタ・アジア大会の混合ダブルスで銅メダルを獲得した。25歳。

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 新型コロナウイルスの感染拡大で、スポーツ大会が相次いで中止に追い込まれた。汗と涙をぬぐって頑張ってきた成果をどこにぶつければいいのか、と悩む中高生のみんなを勇気づけたいと、福井出身の選手たちが自らの体験を踏まえたエールを寄せた。

 福井出身の選手たちが福井県の中高生アスリートにエールを送る「前を向こう」。福井新聞は「前を向こう」で紹介した選手への激励メッセージを募集します。選手たちに皆さんから激励メッセージを送りませんか?選手に届けます。 →メッセージ投稿はこちらから

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