子育て中の保護者に「声だけでも聞かせてほしい」と電話相談の利用を呼び掛ける保育士=福井県福井市木田1丁目のぱんだルーム

 福井県福井市の12カ所の子育て支援センターが新型コロナウイルスの感染防止のため休所して2カ月以上になる。電話相談は受け付けているが、休所中の相談が1件もないセンターもある。長期化するコロナ禍で保護者の子育てへの不安や負担感の高まりを心配する保育士らは「声だけでも聞かせてほしい」と願っている。

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 市の子育て支援センターは直営3カ所、委託9カ所あり、12カ所で年間延べ9万人近くの利用がある。新型コロナの影響で3月2日から休所が続いている。

 直営のぱんだルーム(木田1丁目)は0~3歳児618人が登録し、休所前まで1日30~40組が利用。子育て中の保護者が悩みを相談し合うコミュニケーションの場になっていたが、休所後の電話相談は2件だけ。保育士は「ストレスがたまっていないか、孤立していないか気がかり」と話す。

 休所の長期化で市は5月12日、一部の委託センターが行っていた利用者に対する電話支援を全センターで行うと決めた。センターからの近況を尋ねる電話をきっかけに、利用者からセンターに気軽に電話してもらいたい考え。センターを利用したことがない保護者の相談も受け付けている。保育士の女性は「愚痴でも雑談でもいいので声を聞かせてほしい」と呼び掛けている。

 各センターの電話番号は市のホームページに載せている。「福井市子育て支援センター」で検索する。電話相談は市乳幼児育児相談「すまいるダイヤル」=電話0776(20)5223=でも受け付けている。

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