ビーチバレーの村上めぐみ選手

 輝くはずの舞台を失った中高生は悔しさでいっぱいだと思います。私も中学、高校ともバレーボール部の主将として部活動に全てを懸けていました。あふれる感情を周りの人へ素直に打ち明けてみてください。そして、「これから本当にしたいことは何か」と自分の正直な心と向き合ってください。それが競技でも競技じゃなくても、新たな目標に向かう強さを持ってください。

⇒【D刊】村上めぐみ選手からのメッセージ全文

⇒【前を向こう】中高生にトップアスリートからエール

 20代後半の時、ビーチバレーボールでリオデジャネイロ五輪出場を目指すチームとして日本協会に強化指定を受けました。しかし、最初は本気で五輪を目指せていない自分がどこかにいたんです。

⇒【写真】村上めぐみ選手から激励メッセージ

 何のために、なぜやるのかと自身に問い掛け、胸の内を紙に書き出しました。「人生を豊かにするために競技が必要だ」と確信し、本気で目指そうと決意しました。皆さんも自粛中の今を、自分と向き合う時間にしてほしい。自分が決意したことだったら、頑張れる力は強くなります。

 9月に35歳になります。東京五輪で引退すると決めてピークを合わせていましたが1年延期となりました。国内外の主要大会は8月末まで中止です。焦り、不安はありますが、私も現実を受け入れなければいけない。そして、新たに決意しなければならない。

 ペアで戦うビーチバレーはパートナーを思いやる姿勢が求められます。衝突もあるし、我慢することもある。試練の連続です。私たちは2015年からペアを組み、苦楽を共有しながら高め合ってきました。1年延期によって、さらに信頼を深め合えると信じています。

 背が低くても世界で戦える。世界中の子どもたちに可能性を感じてもらえたらなと思っています。継続は力なり。諦めず、へこたれず、腐らず。やり続けることで必ず成功するとは限りませんが、やり続けないと成功する可能性もない。私も必ず成長してみせます。一緒に頑張りましょう。

 ■むらかみ・めぐみ 南越中学校-福井商業高校-大阪国際大学。オーイング所属。大学卒業後の2008年4月にビーチバレーへ転向。15年から石井美樹(荒井商事・湘南ベルマーレ)とペアを組む。18年にアジア大会準優勝、ジャパンツアーファイナル3連覇。165センチ。34歳。

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 新型コロナウイルスの感染拡大で、スポーツ大会が相次いで中止に追い込まれた。汗と涙をぬぐって頑張ってきた成果をどこにぶつければいいのか、と悩む中高生のみんなを勇気づけたいと、福井出身の選手たちが自らの体験を踏まえたエールを寄せた。

 福井出身の選手たちが福井県の中高生アスリートにエールを送る「前を向こう」。福井新聞は「前を向こう」で紹介した選手への激励メッセージを募集します。選手たちに皆さんから激励メッセージを送りませんか?選手に届けます。 →メッセージ投稿はこちらから

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