自宅近くでロードワークに励む古崎倫太朗=5月11日、福井県永平寺町

 新型コロナウイルス感染拡大で2021年夏に延期となった東京パラリンピックへの出場を目指し、男子車いすバスケットボールの古崎倫太朗(18)=福井県永平寺町=が自主練習に励んでいる。今年からフル代表の強化選手に指定され、「東京パラで活躍する姿は見えている」と夢舞台に向け黙々と汗を流す。

⇒【動画】東京パラへの夢を語った2018年10月の古崎倫太朗

 先天性の筋肉の難病で下半身の筋力が弱く、立って歩くことができない。テレビで車いすバスケを見たのがきっかけで、小学2年生の時に競技を始め、中学3年生の2017年にU23(23歳以下)日本代表入りを果たした。18年の福井しあわせ元気大会(全国障害者スポーツ大会)では福井県チームをけん引した。

 今年2月、フル代表の強化合宿に、参加者24人の中で最年少の18歳で参加。合宿は代表入りへアピールする場でもあり「みんな生き残りを懸けてバチバチとやり合っていた。甘い気持ちではいられなかった」。U23とは全く違う雰囲気に圧倒され、トップ選手のレベルの高さを見せつけられた。それでも、持ち味であるカットインからのパスや、角度のないところからのシュートを決めるなど存在感を発揮。「自分の武器が通用したのは大きな自信になった」と振り返った。

 現在は新型コロナの影響で代表の活動は中断。普段の練習も体育館が使えず、自宅での筋力トレーニングや近所でのロードワークが中心だ。できる練習は限られているが「普通だとあまり時間が割けない土台づくりに取り組むことができている」と前向きに捉える。先が見通せない状況が続くが「立ち止まってはいられない。いつ日本代表に呼ばれてもいいように準備をしていく」と力を込めた。

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