福井県庁

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、学校再開が延期される中、福井県は5月8日、再開を見据えて県外出身の高校生を2週間、県有の宿泊施設やホテルなどで待機させることを決めた。県によると、全国で初めての措置。同日、生徒を受け入れる旅館やホテルの公募を始めた。

⇒1カ月遅れ、マスク姿の入学式

⇒福井出身アスリートらが中高生にエール

 3月からの休校を受け、県外出身の高校生の多くが実家で生活している。県は県民行動指針で、県外からの来県者に対しては「2週間の自宅待機」を求めており、高校生にも適用する。

 県によると、スポーツ推薦などの県外出身の生徒は、県立、私立合わせ約720人。原則、学校の寮の部屋で1人ずつ待機してもらうが、約320人が入れないという。このため、あわら、鯖江の両市や若狭町の福井県立青年の家のほか旅館・ホテルで一時生活してもらうことにした。宿泊費は県が負担する。

 募集するのは、連続14泊の部屋の提供が可能な施設。期間は5月16~30日と17~31日、18~6月1日の三つを設定している。5月12日まで募り、生徒や学校の希望を聞いた上で、15日までに宿泊先を決める。8日には、福井県旅館ホテル生活衛生協同組合から「協力したい」との回答を得た。

 期間中は各学校の教員が宿泊し、生徒の生活や学習対応に当たる予定。県の担当者は「各学校は6月再開の場合、全生徒を登校させたいとの思いがある」と説明。「福井県は、特定警戒都道府県に指定されている石川県や京都府などに囲まれている。2週間の待機で県民と県外出身生徒の安心につなげたい」と話している。

関連記事