ゴールデンウイークでホームセンターには多くの買い物客が訪れている=5月3日午後2時10分ごろ、福井県福井市新保北1丁目

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、外出自粛を福井県が要請する中、休業要請の対象外となったホームセンターに多くの買い物客が訪れている。新たな感染者が県内で確認されない日が続くうえ、大型連休に入ってからの夏を思わせる好天も一因のよう。DIY用品やバーベキュー関連の商品は「昨年以上の売れ行き」という店舗もあり、一部の売り場では「密」が避けられない状況。店舗関係者は「外出自粛の中、これでいいのか」と頭を悩ませる。

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 福井市内のホームセンターでは5月3日、駐車場が次々と埋まり、多くの家族連れが来店する様子が見られた。店舗の担当者によると、園芸や日曜大工のコーナーは連日混み合い「特に木材カットサービスは行列が絶えず『密』になってしまっている」と話す。

 ゴールデンウイーク(GW)に入りバーベキュー関連の商品も次々と売れているという。「売り上げは昨年以上で、おかしいくらい売れている。家族連れも多いので、感染拡大防止の面からも代表者の来店や短時間の利用をお願いしたい」と呼び掛ける。

 同市内の家電量販店でも「GW期間の来店は増加傾向」という。ほとんどが家族連れで「話し合って購入を決めるお客さまも多く、対策はなかなか難しい」と心境は複雑だ。

 一方で、福井市のエルパは「館内の様子をみても、外出自粛にご協力いただいていると思う」と話す。4月30日からは購入予約を受け商品をドライブスルーで渡すサービスも始め「安心して買い物できる環境を整えていく」とした。

 福井新聞の調査報道「ふくい特報班」(通称・ふく特)には、ホームセンターで勤務する40代女性から「客が殺到し、年末年始レベル」との声も届いた。狭い通路で多くの人が商品を吟味したり、家族そろって来店し大きな声を出したりする姿が見られるという。「自粛ムードは店内になく、感染の恐怖を感じる。行くところが限られ来店されるのだろうが、感染の危険性をよく考えて行動してほしい」と訴えている。 ⇒「ふくい特報班」LINE友だち登録はこちら

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