バレーボールの清水邦広選手

 新型コロナウイルス感染症の影響が続き、今までのように部活動や日常生活が送れないつらい日々が続いているかと思います。

⇒【前を向こう】中高生にトップアスリートからエール

 私も現役生活の集大成と思っていた五輪が延期となり、目の前にあった目標が先延ばしになりました。

 でも、こんな時こそ下を向くのではなく明るい未来を信じて「いま」できることを頑張りたいと思っています。

 私は競技人生の中で何度もけがをしてきました。特に2018年の前十字靭帯(じんたい)断裂のけがは、誰もが選手生命の終わりだと思うほどの大けがでした。

 絶望の中にいたときに家族、チームメートや周りの方々のサポートがあり、もう一度競技に復帰する決意をして1年間の長いリハビリに耐えることができました。

 苦しんだ先には明るい未来、楽しいことが必ず待っています。

 中高生の皆さんも大会や目標としていたことがなくなってしまい不安な日々を送っているかと思いますが、これまで皆さんが頑張ってきたことが無駄になることは決してありません。

 そして、今だからこそできる勉強や、トレーニングが必ずあります。

 まずは、みんなで「いま」を大切にしてみんなで乗り越え、明るい日本を取り戻しましょう。そして夢や目標に向けてもう一度走りだしましょう。

 その暁には、私も一生懸命バレーボールを頑張って必ず東京五輪に出場したいと思います。

 皆さんに夢と感動を与えられるようなプレーを届けられるように頑張ります。

  ×  ×  ×

 新型コロナウイルスの感染拡大で、スポーツ大会が相次いで中止に追い込まれた。汗と涙をぬぐって頑張ってきた成果をどこにぶつければいいのか、と悩む中高生のみんなを勇気づけたいと、福井出身の選手たちが自らの体験を踏まえたエールを寄せた。

 ■しみず・くにひろ 美山中学校-福井工大福井高校-東海大学。Vリーグ男子1部パナソニック・パンサーズ(大阪)所属。2008年に最年少の21歳で北京五輪代表に選出された。ポジションはオポジット。強烈なスパイクが武器。愛称は「ゴリ」。身長192センチ。33歳。

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 福井出身の選手たちが福井県の中高生アスリートにエールを送る「前を向こう」。福井新聞は「前を向こう」で紹介した選手への激励メッセージを募集します。選手たちに皆さんから激励メッセージを送りませんか?選手に届けます。 →メッセージ投稿はこちらから

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