背びれに毒を持つ黄金色のオニオコゼ=福井県坂井市の越前松島水族館

 新型コロナウイルス感染拡大を防ごうと臨時休館中の福井県坂井市の越前松島水族館で、黄金色のオニオコゼが一般展示される日をじっと待っている。大型連休(黄金週間)に合わせ、特別展「黄金の生き物たち」を企画していた同館。「とても珍しいので、水族館が再開したら見にきてほしい」と話している。

 福井県越前町の飲食店関係者が市場で見つけ同館に3月寄贈した。オニオコゼは高級魚で知られ、この個体は体長約25センチと大型。海底に潜み小魚を捕食するため体は黒褐色が一般的だが、体表のメラニン色素(黒色色素)が表れず体が黄金色になったらしい。

 ただ自然界では目立つ色のため生き残ることは難しいという。現在、この個体は水族館の水槽で快適そうにカサゴなどと一緒にいる。

 大型連休の特別展の“目玉”と考えていた同館。ほかに黄色の体に小さな黒点が無数にあるミナミハコフグ、危険が迫ると砂に隠れるコガネキュウセン、観賞魚としても人気の高いキンギョハナダイなど9種類の展示を準備している。

 感染症が終息し水族館の再開を待つ展示担当者(28)は「黄金色のオニオコゼは状態がよく、大きくて迫力満点。さまざまな黄金の魚ととにも披露できる日を待っています」と話している。

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