フェンシングの見延和靖選手

 私は現在「東京五輪で金メダルを獲得する」という大きな目標を掲げフェンシング競技に取り組んでいます。

 フェンシングとは高校1年生の時に出合い、すぐに魅了され、努力を惜しむ事なく現在まで16年間競技を続けてきました。

⇒【前を向こう】中高生にトップアスリートからエール

⇒【動画】RUCKと楽々お家でトレーニング

 2019年シーズンでは、アジア史上初となる年間(世界ランキング)チャンピオンに輝き、いよいよ約半年後に東京五輪を控え、残された選考試合も2試合となったところで、延期が決定しました。

 しかし、私には必ずこの状況に打ち勝ち、さらに強くなれるという自信があります。

 フェンシング生活16年間は決して順風満帆とはいかず、大切な時期にけがをし、スランプに陥ってしまう事が何度もありました。

 2012年ロンドン五輪の最終選考試合を半年後に控えたある日、大きなけがをしてしまい最終選考試合に出場できず、ロンドン五輪出場の夢を逃しました。これまでの努力をすべて無駄にしてしまったような思いに駆られ、つらく苦しい時期でした。

 そんな時、支えとなったのが家族や地元の人たちの声援です。見失っていた目標を再確認し自分を見つめ直すきっかけとなりました。結果、4年後のリオ五輪では日本人初となる6位入賞することができました。

 現在、さまざまな大会の中止が決定し、無念さや不安を抱く子たちも多いと思います。

 スポーツで得られることは決して競技のことだけではありません。困難に打ち勝ち、自分の進むべき道を見いだすことが出来るのもスポーツから得られることの一つです。また、スポーツを通して知り合った仲間やライバルはきっと一生の宝物となるはずです。

 「前を向こう」を合言葉に皆で支え合い、力を合わせ、この困難を乗り越える事で、きっと明るい未来を迎えることが出来ると思います。

⇒中高生にエール、そのほかの選手はこちら

  ×  ×  ×

 新型コロナウイルスの感染拡大で、スポーツ大会が相次いで中止に追い込まれた。汗と涙をぬぐって頑張ってきた成果をどこにぶつければいいのか、と悩む中高生のみんなを勇気づけたいと、福井出身の選手たちが自らの体験を踏まえたエールを寄せた。

 ■みのべ・かずやす 南越中学校-武生商業高校-法政大学。ネクサス所属。リオデジャネイロ五輪男子エペ個人6位。ワールドカップ3勝、グランプリ2勝。昨季は世界ランキング年間1位に輝いた。現ランキング9位。身長177センチ。両手を広げたリーチは197センチ。32歳。

  ×  ×  ×

 福井出身の選手たちが福井県の中高生アスリートにエールを送る「前を向こう」。福井新聞は「前を向こう」で紹介した選手への激励メッセージを募集します。選手たちに皆さんから激励メッセージを送りませんか?選手に届けます。 →メッセージ投稿はこちらから

関連記事