バドミントンの山口茜選手

 皆さん、手洗いうがいやマスクの着用、換気、3密(密閉・密集・密接)を避ける行動を取るなど、今私たちにできることを徹底できていますか?

 新型コロナウイルスの影響を受け、大会の中止や延期が相次ぎ、学校も休校になるなど練習の継続すら困難な学生の皆さんがほとんどだと思います。

⇒【前を向こう】中高生にトップアスリートからエール

⇒【動画】RUCKと楽々お家でトレーニング

 このような状況の中で目標を見つけたり、モチベーションを維持したりすることが難しいことは理解しているつもりです。

 過去と他人は変えられないけど、未来と自分は変えられる。一度は聞いたことがあると思います。言うだけ、文字にするだけはすごく簡単で、きれいごとに聞こえるかもしれません。しかし実際に大会の中止は変えられないし、今の状況をすぐに大きく変えることも難しいことです。

 この先の見えない状況の中で、変えられないものに不満をもつよりも、今できることを工夫して取り組んだ方が、人として、選手として成長できる可能性が圧倒的に高くなるはずです。

 私は学生の頃からさまざまな環境でプレーさせてもらってきました。学校の部活動、ジュニアクラブ、日本代表合宿、そして試合。開催される場所も違えば、相手の年齢やレベル、練習の時間やメニューもそれぞれ異なります。置かれた環境でその時できることを自分なりに工夫して、精いっぱい取り組んできたつもりです。対応力も養えたと思います。それが今のプレーや試合にも活きています。

 失ってしまったもの、できないことを数え悲観するのではなく、そこから必ず何かを学びさらに工夫して、自分を成長させていきましょう。どんな時も目の前のことに全力を尽くせることは、壁を乗り越えるために必要な要素ですし、それができれば自信となり、必ず今後の人生において大きな財産となるはずです。

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 新型コロナウイルスの感染拡大で、スポーツ大会が相次いで中止に追い込まれた。汗と涙をぬぐって頑張ってきた成果をどこにぶつければいいのか、と悩む中高生のみんなを勇気づけたいと、福井出身の選手たちが自らの体験を踏まえたエールを寄せた。

 ■やまぐち・あかね 平泉寺小学校―勝山南部中学校―勝山高校。S/Jリーグ再春館製薬所所属。全国高校総体で史上初の個人3連覇。リオデジャネイロ五輪8強。昨年はワールドツアーを2週連続で制し、世界ランキング1位に復帰した。現在は3位。156センチ。22歳。

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 福井出身の選手たちが福井県の中高生アスリートにエールを送る「前を向こう」。福井新聞は「前を向こう」で紹介した選手への激励メッセージを募集します。選手たちに皆さんから激励メッセージを送りませんか?選手に届けます。 →メッセージ投稿はこちらから

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