ビタミンB1、B2が豊富な納豆、牛乳、卵など

 休校が長期化し、心配なのは子どもたちの食事の栄養バランス。特にお昼の準備がままならない場合、成長期に必要な栄養素は足りているのだろうか。福井県内の専門家によると、「一番大切なのは、親が神経質になりすぎないこと」だそう。「昼食だけで考えず、2~3日の食事のトータルでバランスを」。休校中の子どもの栄養管理の秘訣を聞いた。

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 管理栄養士で天谷調理製菓専門学校の学科長、吉田明日香さんは「昼の一食でバランスの良い食事を取らせなければ…と気負う必要はありません」と話す。「1日3食で、それが無理なら2~3日単位の食事のトータルで考えれば大丈夫」。ある程度のスパンの中で栄養を整えればいいとアドバイスする。

 昼食の献立作りに手が回らないなら、子どもが好きなメニューや簡単な料理を食べさせて大丈夫。その分不足した栄養素を、朝食や夕食にプラス1品して補ってやればいいという。平日に難しければ、週末にバランスの取れた献立を意識すればよい。

 ■朝食のついでに昼準備

 朝ご飯の支度ついでに、▽ご飯▽具だくさんのみそ汁かスープなど汁物▽納豆かゆで卵―を昼食用に余分に準備しておけば簡単に食べられるし、体を作るタンパク質などがきちんと取れる。

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 ■不足しがちな栄養は?

 全ての献立を手作りしようとすると親の負担も大きく、冷凍やレトルト、インスタント食品に頼ることも必要になる。「その場合、不足しがちなのはビタミンB1、B2です」。市販の食品は、糖質・脂質が多め。糖質や脂質をエネルギーに変えるのにビタミンB1、B2が必要になる。B1が豊富なのは豚肉、B2ならレバーなど。B1、B2を補え、どこの家庭の冷蔵庫にもあるのは納豆、卵、乳製品など。「素焼きのナッツをおやつに追加してもいいですね」

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 ■野菜ジュースは?

 野菜不足も気になるところ。手軽なジュースより「かんで食べられる生野菜のほうが、栄養素が壊れず吸収できる」のでオススメとのこと。プチトマトやキュウリスティック、カットフルーツなどをプラスするだけでもいいという。

 お昼は子どもたちだけでお留守番の家庭では、火を使った調理や包丁使いはさせたくない。カップラーメンになった場合には、焼きのりや乾燥ワカメを追加したり、冷凍のミックスベジタブルを電子レンジで温めて加えたりしてもいい。

 吉田さんは「一番大切なのは、親が神経質になりすぎないことです」とアドバイス。柔軟に無理なく考えて、ストレスのない毎日を送ろう。

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