新型コロナウイルスの感染拡大を受け、福井県高体連が全国高校総合体育大会(インターハイ)予選を兼ねる県高校春季総体を中止する方針を固めたことが4月25日、複数の関係者への取材で分かった。全競技中止となれば大会が始まった1948年以来、初めてとなる。近く正式に発表する。

⇒【速報】インターハイ2020史上初の中止

 県春季総体は例年5月後半から一部競技で始まり、今年は5月29~31日に中心会期を迎える。昨年は1~3年生約6900人が参加した。関係者によると、感染の収束時期が見通せず、5月6日まで休校が続き部活動を自粛している現状も踏まえ、開催を中止せざるを得ないとの考えを各競技の責任者に伝えた。

 今夏に21府県で分散して行う予定のインターハイについて、全国高体連は26日にウェブ会議による臨時理事会で開催可否を協議するが、史上初の中止となる公算が大きくなっている。

 インターハイを開催する場合、福井県高体連は出場選手をどう選出するかを検討する。全国高体連陸上競技専門部は、公認記録ランキングに基づく選出法を一案として都道府県専門部に示している。

 競技専門部長を兼ねる福井県内の校長の一人は「感染拡大が続く現状を踏まえると春季総体の開催は難しいと言わざるを得ない。生徒を思うと残念でならない」と話した。

 インターハイは1963年に第1回大会が開かれ、高校部活動の集大成となる舞台。各地の予選を巡っては岩手や千葉県が既に開催を取りやめ、関東、東海など地区大会も相次いで中止が決まっている。

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