マスクが完売したことを来店者に伝える福井県職員(左)=4月25日、福井県福井市のゲンキー志比口店

 福井県の購入あっせん事業で販売しているマスクは4月25日、売り切れが相次ぎ、販売店舗の半数以上で欠品状態となった。数量がもともと少なかったことに加え、購入者が殺到したためとみられる。県は「1世帯2箱分は必ず買える数量を確保しているので、慌てないでほしい」と呼び掛けている。26日は数量に限りはあるが、全店舗で販売する予定。

 あっせん事業のマスク販売は24日に県内のドラッグストア「ゲンキー」全64店舗でスタート。5月4日までは1世帯1箱のみの購入に限られている。

 県創業・経営課によると、中国が輸出マスクの品質監督を強化した影響で日本への輸送が遅れており、納品量が限られている。24日は納品がなく、開店時から在庫がなかった店舗もあった。

 福井市のゲンキー志比口店は24日に完売し、25日は欠品状態となった。入り口では県職員が購入に訪れた人にマスクがないことを伝えた。妻と訪れた男性(89)は「午前中に別の店舗にも行ったがなかった。買えなかったのは残念。また来ます」と話した。電車を利用して購入に訪れた女性(80)は「足が悪く天気がいい日にと思って来たけど無駄足になった。ないのなら周知してほしい」と不満を口にした。

 同課によると、25日に1万4千箱の納品があった。今後も順次納品され、今月末以降は十分な量が各店舗にある見通し。5月10日までとしていた販売期間も延長する方向で検討している。担当者は「急ぎでない人は5日以降にゆっくり買い求めてほしい」と話している。

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