勝山市役所=福井県勝山市

 福井県勝山市は4月24日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済支援策として、同市在住・出身の高校生、大学生を対象とした本年度限りの特別奨学金の創設を発表した。申請すれば1人当たり12万円を一括支給し、卒業後に半額の6万円の返還を求め、残る半額の返還は免除する仕組み。保護者の所得などによる制限は設けない。5月7日から申請を受け付ける。

⇒勝山市が子ども1人に6万円現金給付

 山岸正裕市長が会見で明らかにした。

 新たな奨学金は市育英資金奨学金制度の特別枠として創設。高校生や大学生、専門学校生、短大生ら約千人が対象となる。申請受け付けは9月25日までの予定で、状況次第で延長も検討する。

 原資には育英資金を充てるほか、国の臨時交付金の活用を検討する。また、同制度の既存の奨学金についても追加募集や返還猶予措置を行うこととした。

 市は既に子育て世代への生活支援として、市内の0歳児(今年5月末生まれまで)から中学3年までの子ども1人当たり6万円を保護者に給付する事業を決定している。

 こうした中で、山岸市長は「(市民や市会から)高校生も何とかしてほしいという声が届いた」と説明。さらにアルバイト先が休業・営業自粛となる大学生らもいる中で「バイトで生活費や学費を補っている学生もいる。中学生までへの給付と同様に支援し、勉学にいそしんでもらうというのは、一つの考え方として正しいのでは」と述べた。

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