2019年7月に行われた全国高校総体の総合開会式=鹿児島アリーナ

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今夏に東北から九州の21府県で分散して行う予定の全国高校総合体育大会(インターハイ)が史上初の中止となる公算が高まっていることが4月24日、複数の関係者への取材で分かった。全国高等学校体育連盟(全国高体連)は、26日にウェブ会議による臨時理事会で開催可否の判断を協議する。

⇒【速報】インターハイ2020史上初の中止

 今夏に東海地方で予定される全国中学校体育大会(全中)も中止される方針で、インターハイも中止となれば同時期にある全国高校野球選手権の開催可否の判断に影響する可能性がある。

 全国に緊急事態宣言が拡大し、新型コロナの終息が見えない厳しい現状で複数の全国高体連関係者から「中止しかない」「感染すれば責任問題」「やらせてあげたいが、今回はやむを得ない」との意見が出ている。一部で延期論も浮上するが、秋以降は高校の授業と重なるため現実的に日程調整は困難な状況だ。

 無観客や一部競技のみ開催する規模縮小の選択肢もあるものの、新型コロナ対策の追加費用や、全国から生徒が集まることによる感染リスクを懸念する意見が根強い。一方で選手の「救済策」を自治体レベルの競技専門部で模索する動きもある。

関連記事