銀イオンを織り込んだ絹マスクの開発に取り組む小杉織物=4月24日、福井県坂井市丸岡町猪爪

 浴衣帯の素材を転用した「洗える絹マスク」を商品化した福井県坂井市の小杉織物は、抗菌効果が期待できる銀イオンを特殊コーティングした糸を織り込んだ、さらに高性能の絹マスク開発に着手した。福井新聞社、福井銀行、レディーフォーによるクラウドファンディングサービス「ミラカナ」を活用し、5月11日まで開発費を募っている。

 新型コロナウイルスで社会活動が停滞する中、浴衣帯の需要は大きく落ち込み、生産ラインは縮小。そんなとき、帯用の絹を使ったマスク製作に乗りだし、保湿性や吸湿性が高く、肌に優しい5重構造のマスクを商品化した。

 今回はさらに、抗菌効果のある銀イオンを織り込んだマスクの開発に取り組んでいる。5月下旬までの出荷を目指し、坂井市の社会福祉法人「かすみが丘学園」のほか、マスク不足で困っている福井県内の福祉施設などに計500枚を寄贈する予定。

 小杉秀則社長は「何度も洗って使えるので愛着を感じてもらえると思う」とした上で、「本来の浴衣帯を生産できるよう少しでも早く新型コロナが終息してほしい」と話した。

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 募集資金の目標額は100万円。4430円~2万5330円の5コースあり、リターン(返礼品)は完成したマスク(2~12枚)。

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