おにぎりを包む紙のシートを作った見延浩さん=福井県越前市

「おにぎ・ランチ」と名付けた紙シート

 福井県越前市の美容師の男性が、おにぎりを包む紙製のシートを考案した。プラスチックごみの低減につなげ、商品のパッケージに越前和紙を使うことで地元の伝統工芸のPRも図る。本格販売に向け、福井新聞社と福井銀行、レディーフォーによるクラウドファンディングサービス「ミラカナ」で費用を募っている。

 男性は見延浩さん(46)。2014年ごろ、長男の弁当用のおにぎりを持たせた際に、のりがしなびてしまう悩みを持った。のりのぱりっとした食感を楽しんでもらおうと、コンビニ商品などに使用されている「おにぎりシート」に着眼。仕事の傍ら、多くの試作品を作り、プラスチックごみ減少にもつながる紙製シートにたどり着いた。

 越前市の業者が裁断した紙と、福井市の業者から仕入れた油紙を手作業で貼り合わせる。紙にのり、油紙にご飯を包み、コンパクトに巻いて持ち運びできる。シートは縦49センチ、横27センチで、普通の大きさのおにぎりなら2個を包むことができる。

 「おにぎ・ランチ」と名付け、1セット5枚入りで販売する。シートのパッケージには越前和紙を使用。千円程度で販売したいという。

 見延さんは「年間約60億個売れているというコンビニおにぎりのプラスチックの包みを、おにぎ・ランチに変えたい。伝統工芸の魅力も伝えられたら」と夢を話している。

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 ミラカナでの目標額50万円をすでに達成し、第2目標の100万円を目指して支援を募っている。期間は4月30日まで。集まったお金を販促費用に充てる。金額に応じて福井県産の米や塩などのリターンがある。

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