福井県内感染者の発症日

 4月15日、福井県内の新型コロナウイルス感染者が3月18日の初確認から1カ月弱で100人に達した。4月14日に21日ぶりのゼロとなった感染確認の発表は、15日には一転8人に。感染者の発症日をたどると、直近で急増したわけではないものの、感染は連日起きている状況がうかがえる。職場や家庭内で感染が広がるケースが目立っており、収束はまだ見通せない。

⇒福井県の新型コロナ感染計100人に

⇒福井県の新型コロナ特集

⇒【D刊】福井県内の感染者の関係図(4月15日までの判明分)

 県内で1日当たりの感染者発表が8人に上るのは12日ぶり。感染の新しい波ともとれるが、発症自体は11日までの1週間は1日1~3人ずつで推移している。県健康福祉部の宮下裕文副部長は記者会見で「急激なもの(伸び)はなくなって、なだらかにはなってきた」との分析を示した。

 それでも、感染拡大は続いており、収束傾向と言える状況には至っていない。この日も、複数の感染者が確認されている会社で、また同僚の感染が発表された。宮下副部長は「家族や職場内の身近な人からの感染が同時に見つかると、(感染者数の)報告が多くなる日が出てくる」と警戒する。

 家庭内の感染が広がっている要因については、「1世帯当たりの構成員が多く、患者が一人発生すると、接触者が何人か出てきてしまうことが背景にある」と福井県特有の事情を挙げた。

 96例目の70代自営業女性(福井市)は症状はなかったが、同じ店で働く95例目の70代自営手伝い女性(同)の陽性が疑われた段階で、保健所に勧められてPCR検査を受けて感染が分かった。県は、接触者の発症を未然に防ぐため、感染の可能性が高い場合は早めに検査をする姿勢を強めている。

 感染者数が人口比で全国ワーストレベルにある福井県。14日には県独自の緊急事態宣言が出され、感染確認は3桁の大台に乗った。宮下副部長は「家庭内、職場内での連鎖を早い段階で止められるように対策を引き続き強化していきたい」と述べた。
 

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