友人と「オンライン飲み会」を楽しむ男性=4月10日夜、福井県坂井市

 新型コロナウイルス感染拡大により福井県内でも不要不急の外出自粛が続く中、同県坂井市の企業経営者がインターネット上の「オンライン飲み会」を友人と楽しんでいる。複数人で同時に利用できるフェイスブックのビデオチャットを使い、感染リスクを避けながら各自が自宅で晩酌。「コロナ疲れ」による心身のストレスをひとときの居酒屋気分で癒やしている。

 外食産業が感染拡大の直撃を受ける一方、飲みに出掛けられない左党にもストレスはたまっている。そんな中、仏壇店を経営する50代男性は友人にオンライン飲み会を呼び掛け、金曜日の4月10日夜には2回目を企画した。

 「出会って20年やね」

 「○○ちゃん老けないよなあ」

 画面越しに乾杯し、何げないおしゃべりを楽しむ男女7人。傍らには缶ビールやワイン、チューハイ、日本酒…そして好みのおつまみ。ジョッキ片手に気分を出す人もいて、飛沫(ひまつ)感染を気にせず話し込んだ。

 「年に数回、飲み会をしていた仲間。次はいつできるか分からず、ストレスがたまってしまうので企画した」と男性。家族に迷惑がかからないよう開催は1時間程度。メンバーからは「こういう形の飲み会も思った以上に楽しい」「このまま寝てしまえるから楽」といった声が聞かれた。

 ただ、お店に出掛けて一杯やりたいのが本音。「こういう状況だからこそありだけど、やっぱりみんなに会いたい」。新型コロナウイルスの終息を願う気持ちがより強くなったようだ。

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