新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 福井県は4月13日までに、福井県立病院の看護師女性が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。新型コロナに感染した入院患者を看護しており、院内感染の可能性が高いとみている。このため同病院は全ての入院患者らと関係者の面会を原則禁止するともに、一部の一般病棟の入院受け入れを10日間程度停止することを決めた。県内の新たな感染者は12日にこの看護師を含む2人、13日に4人が発表され、計92人となった。

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 県立病院によると、看護師女性は4月1日に新型コロナ感染症患者の対応チームに入り、感染症病棟で同日と3日に勤務した。2、4、5日は休日。6、7日は一般病棟で、主にナースステーションでの管理業務を行っていた。

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 女性は、6日夜の帰宅途中に頭痛と悪寒があった。翌7日は発熱がなかったことから午前11時半から勤務。頭痛や倦怠感が出て午後1時半に早退し、以降は自宅待機していた。11日に検査で陽性が判明した。濃厚接触者は同居家族5人。

 病院で接触があった患者45人、看護師ら職員54人のうち、13日までに計81人の陰性が判明した。また、6日に看護師と病院内で昼食を取った職員2人を1週間程度の自宅待機とした。

 同病院長は記者会見で「万全の対策を取ってきたが、非常に残念な結果で申し訳なく思う」と謝罪。「感染者が急増し、精神的にも体力的にも大きな負担がある」と疲弊する現場の状況を明かした。

 県内の感染確認発表は20日連続となった。県は各医療機関の空き病床を適切に管理するため、感染者の重症度に応じた入院調整を医師らが行う「入院コーディネートセンター」を県庁の対策チームに設置した。

 県内感染者のうち重体は5人。これまでに8人が退院した。

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