プラスチック段ボールのパーティションで机を仕切り、業務に当たる社員=4月13日、福井県鯖江市の酒井化学工業

 新型コロナウイルス感染拡大を防ごうと、包装資材メーカーの酒井化学工業(本社福井県鯖江市川去町、酒井清章社長)は、自社が開発・製造するプラスチック段ボールをパーティションとして応用活用する取り組みを4月10日から同社内で始めた。担当者は「少しでもウイルス感染拡大に役立つ安全で安心な職場環境づくりにつながれば」と話し、活動自粛が困難な病院や市役所などへの提供を検討している。

 同社では新型コロナウイルス対策としてテレワークの実施に加え、事業所内では机のレイアウト変更や間隔を空ける、換気などを行ってきた。ただ、工場や事業所によっては対応困難な場所も多数存在するという。このため、パーティションで少しでも安心な職場環境を整えようと考案した。

 素材のプラスチック段ボールは軽量で丈夫な上、折り曲げたり、カットしたりしやすいのが特徴。このため、職場ごとの机の大きさに合わせることができるほか、折りたためることもでき、不要時の収納も容易になっている。

 複合製品部設計グループの男性社員(35)は「自粛が呼び掛けられているが、出勤しなければならない状況もあり各社対応に追われていると思う。このパーティションは職場や環境に応じたサイズにしやすい。少しでも安全で安心な環境づくりに貢献できれば」と話している。

 問い合わせは同社ホームページで受け付けている。

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