福井市が幼児健診の会場としている健康管理センターの大ホール。密集を避けるため、別のホールと2班に分けての開催を検討している=4月10日、福井県福井市城東4丁目

 新型コロナウイルス感染拡大防止へ福井県福井市は、幼児健康診査を3月分から延期しており、4月8日には5月分の延期も決めた。幼児健診は成長や発達を確認するため1歳6カ月~2歳と3歳~4歳の間に必ず行わなければならず、市は6月以降の再開を模索するが、1回の健診で約100人が集まるだけに、感染予防策に頭を悩ませている。

 幼児健診は、1歳6カ月児健診と3歳児健診があり、福井市は健康管理センター(城東4丁目)でそれぞれ月3回、清水健康管理センター(風巻町)で月1回行っている。身長や体重などの身体測定、小児科医と歯科医による診察、保健師による相談で成長や発達を確認するほか、病気や異常の早期発見、育児の不安軽減につなげている。

 1歳6カ月と、3歳になった月に受診票を送って健診日を指定する。対象児は1回当たり約50人で、保護者も含めると約100人が来場する。

 市は新型コロナウイルス感染症の拡大で学校の臨時休校が始まった3月上旬から健診を延期している。母子保健法の定める期間内に行うには、1歳6カ月児健診は遅くても8月に再開しなければならず、6月以降の開催に向け健診の在り方を検討。

 城東4丁目の健康管理センターでは、大ホールがある2階だけでなく、成人用の健診ホールがある1階も使った2班体制や、受付時間を指定して来場者の集中を和らげるといった「3密」を避ける対策を考えている。清水健康管理センターでは、1回当たりの対象者数を減らすことも検討している。

 健康管理センターは「幼児健診は中止にできない。コロナウイルスが落ち着いて、早く健診ができるようになってほしい」と話している。

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