朝掘りで収穫されたみずみずしいタケノコ=4月10日、福井県越前町蚊谷寺

 福井県内有数のタケノコの生産地、越前町宮崎地区で4月10日、今年の収穫が始まった。同町蚊谷寺、広野の竹林では早朝から、よく育った春の味覚を生産者が土から掘り出した。

 宮崎地区のタケノコは粘土質の赤土で育つため「赤子(あかこ)」と呼ばれる。えぐみが少なく甘みがあり、やわらかいのが特長だ。今年は暖冬だったため育ちが早かったという。

 この日は午前6時ごろから作業開始。生産者は地中から数センチ顔を出したタケノコを見つけると、周囲の土をかき分け、くわで掘り起こしていった。

 収穫は5月中旬ごろまで行われ、越前町内の農産物直売所「おもいでな」や、福井市のJA福井県直売所「丹生膳野菜」で販売される。生産者の男性(69)は「朝掘りの新鮮さが売りです」とPRした。

 今年は表年に当たり、収穫量は昨年より多い約120トンを見込んでいる。

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