アンケート調査

 福井新聞は4月7日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国の緊急経済対策と感染拡大防止策について、「福井新聞パスポート会員」と福井新聞「ふくい特報班」の通信員にアンケートを行った。男女1056人から回答を得た。収入半減世帯への現金30万円給付は「賛成」が28%で、「反対」は38%、「どちらともいえない」が34%だった。全世帯への布マスク2枚配布は反対が52%に上り、賛成は23%にとどまった。

 【収入半減世帯に30万円支給】

 反対と回答した人からは「給付対象を限定しすぎ」「不公平感が否めない」など、全国民への一律支給を求める声が多く聞かれた。

 現金給付の支給対象は、2~6月のいずれかの月に世帯主の収入が半分以下に減り、年収に換算した場合に住民税が非課税となる水準の2倍以下といった要件が課されている。

 ある回答者は「夫婦合わせて家計を回しているのに世帯主の収入で判断するのはおかしい」。別の回答者は「ぎりぎりの生活で、半分までいかないまでも収入が減った。休校になり、子の食費も増えた。国は何も分かっていない」と憤った。

 一方、「賛成」と回答した人からは「生活が厳しい人から優先的に。十分でなければ追加対策をすればいい」などと、まずは迅速な支援が必要との意見が聞かれた。「支給対象者の調査をしっかりしてほしい」との注文の声もあった。

 「フリーで音楽関係の仕事をしていてイベントがすべて中止になり、3月から収入がない」「売り上げががた落ち。電気代や水道代の出費もままならない」。賛成者からは生活の窮状を訴える声も相次いだ。

 【全世帯に布マスク2枚配布】

 5割を超えた反対意見の理由として「世帯人数が違うのに、なぜ一律2枚なのか」「7人家族なので全然足りない」といった不公平感が多く聞かれた。

 税金の使い道として疑問を呈す声も多数あった。「布マスクなら作ろうと思えば自分でできる。人工呼吸器の増産や治療薬、ワクチンの開発に使うべきだ」「まずは使い捨てマスクの増産と消毒液の配布を」「PCR検査や重症患者の収容施設の拡充、医療従事者支援に充ててほしい」との内容が大半だった。

 安倍晋三首相へのいらだちも。「テレビで偉い人が映る時、安倍首相だけ布マスクをしている滑稽さ」「ただのパフォーマンスにしか感じない」との不満が寄せられた。

 賛成意見は2割だったが「マスクが手に入りにくい今、たった2枚でも繰り返し洗って使えるし、高齢者がいる家庭では安心」「布マスク2枚だけでも助かる命があるかもしれない」といった声があった。このほか「いろんな議論があるが、マスク入手の困難さを踏まえるとまずは賛成」とした上で「1回限りではなく定期的、頻繁に送ってほしい」との提案もあった。

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