古い空き家を改修したコミュニティーシェアオフィス「Hana工房」=福井県鯖江市旭町1丁目

 福井県鯖江市中心市街地の古い空き家を改修したコミュニティーシェアオフィス「Hana工房」が4月2日、同市旭町1丁目にオープンした。市内外の企業が交流する場を創出することで、中心市街地の活性化を図りたい考えだ。

 まちづくりに取り組む同市のNPO法人「エル・コミュニティ」が企画。改修などの総事業費は1千万円で、県や市の補助金を活用した。

 同NPOは、ITとものづくり技術の人材育成を図る「Hana道場」も展開し、大手IT企業など25社のスポンサー支援を受けている。こうした経験を生かし、Hana工房の入居企業と地域との連携を強め、地元活性化を図っていく。

 既にソフトウエア開発のプラザ・イー(東京)が入居。同社は福井でパート2人を採用し、Hana工房の運営にも携わる。野口照洋取締役は「新型コロナウイルスが都内で感染拡大する中、鯖江に拠点を持てたことでリスク回避にもなった」と話す。ほかにも都内企業2社が入居を検討しているという。

 この日は新型コロナ感染防止のため式典は行わず、地元関係者中心に出席者を絞って門出を祝った。同NPO代表の竹部美樹さんは「鯖江を地方創生のモデルにしたい」と意気込んだ。

 1人当たりの料金は初期費用1万円(税別)、月額1万9800円(同)。

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