福井県内感染者の確認状況

 福井県内で新型コロナウイルス感染者の急増が止まらない状況に対し、福井大学医学部感染制御部の岩崎博道教授(感染症学)は4月3日、福井新聞の取材に「経路を追えない患者が多数になる“感染爆発”の一歩手前だ」と話した。

 県内の感染者の推移について、岩崎教授は「マクロの視点では一つのクラスター(感染者集団)かもしれないが、複数のクラスターがつながっている状態ともいえる。ある患者を起点にクラスターが多発し、メガクラスター(巨大な感染者集団)に発展してしまう」と危機感を募らせた。

 感染から発症、検査での陽性確定まで、おおむね2週間かかるケースが多い。そのため「現在の数字は2週間前の感染状況が現れたものにすぎない。これから2週間後に、深刻な状態が表出しないよう気を引き締める必要がある」と強調した。

 県内でこれまで判明したグループには、家族間感染も複数ある。岩崎教授は「親族同士でも、三つの密(密閉・密集・密接)を避けるべきだ。祖父母の家に子連れで遊びに行くのも、しばらくは我慢した方がいい」と呼び掛けた。

⇒【図解】県内の同一クラスター

 また自宅待機中の注意点として「風邪のような症状のある人は家族と別の部屋で過ごし、タオルなどを共用せず、できるだけ接触を避けて」と話した。

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