自宅用や家族へのプレゼントとしての花を求める女性客ら=3月31日、福井県福井市高柳1丁目の開花園本店

 新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が続く中、福井県内の花店には家に飾る“癒やし”の花を求める人が訪れている。送別会などこの時季ならではの行事を見合わせた人も多く、年度終わりの3月31日は個人で贈り物の花束を求める姿も多く見られた。

 31日、福井市の花店「フラワーショップ開花園」に訪れた市内のパート従業員の女性(34)は保育園の最終日を迎えた娘(6)に贈る花を選んだ。最近は娘3人と工作やお菓子作りをして過ごしているが「ずっと家に居て疲れ気味」。少しでも家族の気持ちを癒やしたいと花店へ足を運んだという。

 店員に相談し、ピンクのチューリップやアネモネを選び、保育園児が片手で持てるほどの小さな小さな花束に。「小学校に行っても頑張ってほしい」との願いを込めた。

 「ありがとう」「またね」「頑張れ」「癒やされたい」。同店に訪れた女性客らが花に込める気持ちはさまざまだが「少しでも明るい気持ちに」という思いは同じのようだ。

 同店によると、3月中旬からカップルや夫婦、個人客が増えているという。20、30代は切り花、40~60代にはガーデニング用が人気。三国哲弘代表(49)は「生活の範囲が狭まっている影響か、自宅用に買う人が増えている。花で心を豊かにし、家族が明るく会話するきっかけになればうれしい」と話していた。

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