福井県庁

 福井県は3月31日、新たに5人が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。福井市の3人のほか、初めて坂井市と南越前町で1人ずつ確認された。県内の感染者は20人になった。感染者確認は7日連続、一日で5人は最多。

 5人は(1)福井市の30代飲食店従業員、歯科助手女性(発症日は18日、濃厚接触者10人)(2)福井市の20代会社員男性(同27日、調査中)(3)坂井市の60代自営業男性(同22日、12人)(4)南越前町の60代無職女性(同27日、1人)(5)福井市の40代会社員男性(同22日、2人)。(1)~(4)は軽症、(5)は肺炎像が見られ、呼吸がしづらく軽症ではない。(3)は基礎疾患がある。

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 (1)が働いていた県内の接客を伴う飲食店には17、19日に50~60代の感染者男性計6人が利用していた。県健康福祉部の窪田裕行部長は「(感染経路について)何らかの関連、結びつきが出てきている」と説明した。(1)は発症後は飲食店に3日、歯科医院には7日勤務した。飲食店の従業員約20人と濃厚接触者となっている店の顧客2人、医院関係者7人に症状はないという。店と医院は現在閉めている。

 (2)は、27日に感染が確認された50代自営業男性(越前市)と21日に仕事で会っていた。発症前2週間に県外の滞在歴があるのは(5)で11、12日は京都府に出張していた。

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 県はこれまで感染者を何らかの接点でつながる一つのクラスター(感染者集団)であるとの見方を示していたが、窪田部長は「(5)は県外の人との接触が多く、これまで(のクラスター)とは交わらない可能性がある」と述べた。

 7日間連続で計19人の感染者が確認され、日を追うごとに感染者が増えている状況については「一つのクラスターという前提の中で、濃厚接触者を中心に検査をしているため、数が増える傾向にある。感染が広がっているという表現は違うと思っている。県民の皆さまには引き続き冷静に対応していただきたい」と述べた。

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