福井県内の新型コロナウイルス感染者

 福井県は3月29日夜、鯖江市の40代飲食店従業員女性が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。18日に感染が確認された1例目の50代男性(福井市)の濃厚接触者。男性から感染したとみられる。症状は軽い。県内で感染者が確認されるのは5日連続で、13人目。人のつながりによって5系統に分かれ、感染が広がる構図が続いている。

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 13例目女性は17日、勤務していた飲食店で1例目男性の配膳などを担当していた。21日に37・7度の発熱があり、22日にPCR検査をしたが陰性だった。26日に37・2度の発熱があり28日に帰国者・接触者外来を受診、29日のPCR検査で陽性と判明した。県内の感染症指定医療機関に入院する予定。発症2週間前に県外滞在歴はない。基礎疾患はない。

 19日から濃厚接触者として自宅待機していた。自宅では家族と部屋を別にしていたといい、現時点で濃厚接触者はいない。

 また、27日に感染が確認された9例目50代男性(越前市)は、集中治療室で人工呼吸器を付けた治療が続いている。肺炎が悪化し、重体という。基礎疾患がある。

 県内の感染者は、5系統に分かれる状況が続く。まず1例目男性と今回の13例目女性の系統。2例目40代男性(福井)は本人以外に陽性が確認されず、単独の系統とみられる。3~6例目は、住まいは異なるものの福井市の家族で、一つの系統。22日にそろって夕食を食べた。

 21、22の両日に発症が集中した7~12例目は2つの系統に分かれるとみられる。7例目50代男性(越前市)と、9例目50代男性(同)、11例目60代男性(福井)の3人は知人同士。19日に会食した。12例目50代男性(越前市)は7、9例目男性と知り合いであることも分かっている。

 8例目50代男性と、10例目50代男性も知人同士で、17日に会食している。

 県庁で会見した窪田裕行県健康福祉部長は、感染は現在のところ5系統の範囲内で、経路不明な感染が広がっているわけではないとの認識を示しつつ「拡大防止のため、外出後や食事前の手洗い、せきエチケットを徹底してほしい」と呼び掛けた。

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