王子日曜学校の50回目の修了式で子どもたちに語りかける藤枝宏壽住職=福井県越前市押田2丁目の了慶寺

 福井県越前市押田2丁目の了慶寺が地域の子どもたちを対象に続けている「王子日曜学校」が、今年50周年を迎えた。50回目の修了式がこのほど行われ、在校する小学生や保護者ら24人が参加して半世紀に一度の節目を祝った。

 王子日曜学校は1970年、同寺の藤枝宏壽住職(86)が開校。子どもたちが毎月2回、本堂に集まって読経や法話に触れてきたほか、遠足や児童劇の公演、高齢者施設の慰問などさまざまな活動を続けてきた。これまでに学校に在籍した子どもたちは約430人に上る。

 新型コロナウイルスの感染防止のため、過去の修了生らを招いて予定していた記念大会は中止とし、3月15日に同寺本堂で例年通りに50回目の修了式を実施。6年生2人に修了証、長年学校の運営に協力してきた関係者2人には感謝状が贈られた。本年度の在校生8人による童話の寸劇を録画したDVDの上映もあり、保護者らが練習の成果を感じ取っていた。

 藤枝住職は「続けられたのは、頑張って通ってくれた子どもたちと送り出してくれた家庭のおかげであり、その中心に常に仏さまへの敬いの気持ちがあったから」と話している。5月中には半世紀の歩みを振り返る記念誌の発行も予定している。

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