新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 新型コロナウイルス感染が確認された福井県内の患者2人の勤務先企業が、それぞれホームページなどで自社の従業員だと明らかにした。ともに「社会的責任を鑑みて公表した」としている。

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 福井放送(FBC)=本社福井市=は3月26日、県内5例目の40代男性が営業局社員だと公表した。濃厚接触者の妻も社員で、自宅待機とした。

 同社によると、男性は発熱などの症状が出た25日から出社していない。陽性が確認された26日午前、営業局があるフロアを自主的に消毒。同じフロアの社員には不要不急の業務では出社を控えるよう指示した。

 福井市に本社がある居酒屋などの運営会社は県内2例目の40代男性について、同社の店舗従業員だとホームページで公表した。

 同社によると、男性は発熱などのため16日以降は自宅待機していた。陽性が判明した25日夕に客に事情を説明し臨時休業にした。26日に勤務店と男性が出入りしていた近くの系列店を消毒した。

 両店とも31日まで休業する。両店の従業員は濃厚接触者に該当しないが、31日まで原則自宅待機にするという。

 感染者発生時の公表について、同社では以前から検討していたといい「不特定多数の人が出入りする施設であり、社会的な責任がある。今後も感染拡大の防止に取り組んでいく」と話していた。

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