福井県内6例目となる新型コロナウイルスの感染者確認を受け、この日2回目の会見を行う杉本達治知事(左)=3月26日午後7時半ごろ、福井県庁

 福井県は3月26日、福井市の70代無職女性、女性の息子で40代会社員男性、男性の10代の娘が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。3人は25日に感染が確認された70代自営業男性の妻と別居の息子家族。いずれも重症化はしておらず、娘には症状も出ていない。県内で10代が感染したのは初めてで、感染確認は計6人となった。福井放送(本社福井市)は26日、40代男性とその妻が社員であると発表した。

⇒FBCと飲食店が自社で感染者と公表

 県によると、40代男性は16~17日に愛知県名古屋市に滞在、移動は電車を使った。福井では24日まで出社していた。70代妻らに最近の県外滞在歴はない。

 70代夫婦と息子家族は22日、夫婦の家で夕食を食べた。70代男性は21日に発熱などの症状があった。

 70代妻は24日に37・2度の発熱があり、25日に医療機関を受診。医療機関で検体を採取し26日にPCR検査で陽性と判明した。基礎疾患があるという。40代息子は25日に37・5度の発熱があり、26日に陽性と分かった。娘に症状はないが、同日のPCR検査で陽性と判明した。

 濃厚接触者は40代男性の40代妻と10代の別の娘の2人で、PCR検査をしたが陰性だった。70代男性には親族とは別に、濃厚接触者1人が追加された。

 県教育委員会は10代の娘に症状はなく感染の拡大は考えにくいとして、4月から予定通り県内学校で授業を再開する方針。感染対策や児童生徒が感染した場合の対応については「市町教委や専門家らの意見を聞いて統一した指針を作りたい」としている。

 記者会見した杉本達治知事は、今回は親族間での感染であることから「(県内で)感染が広がっているということではないと考えている」とした。

 これまでの県内の感染者は【1】50代会社役員男性(濃厚接触者32人)【2】40代飲食店従業員男性(同4人)【3】70代夫婦・40代息子・息子の娘(同3人)―の6人。26日時点で123の感染者、濃厚接触者同士の接点は確認されていない。

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