ロッテとの練習試合の4回、右越えに本塁打を放つソフトバンク・栗原陵矢=3月22日、ペイペイドーム

 本職の捕手で輝いた。プロ野球パ・リーグのソフトバンク栗原陵矢(旧福井県立春江工業高校出身)が四回にソロを放ち、ロッテとの練習試合3連戦全てで安打と打点をマーク。先発マスクをかぶった守備でも切れのある動きで、攻守にアピールし「キャッチャーの時は打たないと言われたくないので」と、白い歯をのぞかせた。

 二回の第1打席はファウルで粘って四球を選ぶと、四回は初球のカーブを見送り、同じ球種が続いたところをうまく捉えた。右翼からせり出すテラス席まで運び「納得がいく。変化球を打てたのは良かった」としたり顔。五回にも左前打を放ち、複数安打を記録した。

 打撃力を買われ外野手や一塁手でも起用されているが、この日は同じ2015年入団の松本を好リードで引っ張った。二回には中村奨の二盗を阻止。五回は無死一、二塁からバントを素早く処理し、三塁封殺に仕留めた。

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 正捕手を務める甲斐の壁は厚いが、打撃面と複数ポジションを守れる器用さは魅力だ。工藤監督は「いい状態であれば使いたい、と思える選手の一人」と期待をかけた。

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