トランプ大統領=3月3日(AP=共同)

 トランプ米大統領は3月21日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、7月開幕予定の東京五輪延期の是非について安倍晋三首相が「近く判断する」との見通しを示した。米国など世界各国の競技連盟やオリンピック委員会から延期要請が相次ぐ中、「日本が決めることだ」と重ねて強調した。ホワイトハウスでの記者会見で語った。

 トランプ氏は「来年に延期する案も含め、さまざまな選択肢がある」と改めて指摘。安倍首相には「あなたが決めることだと伝えてある」とした上で「どう判断するかは知らないし、私が影響を与えるべきではないと思う」と話した。

 東京五輪の施設について「今まで見た中で最も美しい会場だ」と称賛。「安倍首相は友人だ。とても難しい状況なのはよく分かる」と述べた。

 米国では新型コロナの感染が急拡大しており、プロスポーツも含めて多くの競技の大会や試合が中止。東京五輪を巡っても主要団体の水泳連盟、陸上競技連盟が延期を要請するなど、予定通りの開催は難しいとの声が広がっている。

 これまでトランプ氏は新型コロナの沈静化が「7月か8月になるのではないか」との見通しを示し、東京五輪についても「無観客で開催するよりは1年延期した方が良い」との考えを表明している。

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